Dr.神津の健康倶楽部

これまでは、病気にかかったら病院に通う、薬を処方してもらう・・・と病気の治療が重要とされていました。しかし、原因のわからない病気は未だ多く存在し、病気の治療から予防へと注目は移り始めています。
病気を予防するには健康な生活を送ることが大切ですよね。
ここでは、「よりよく生きる」ために日々の生活を考えていきます。

[第5回 夏かぜ、バイバイ!]

■日本人は、一年に6回かぜをひく?

かぜは冬特有のものではありません。夏でも冬と同じような症状に悩まされるのです。 かぜの原因の90%以上はウイルスによるものがほとんどです。
ウイルスが体内に入り込んだとき、疲労、睡眠不足、夏バテなどで体力が落ち、抵抗力がなくなっているときに発病します。

■かぜは下痢や軟便をおこしやすい。

かぜの症状といえば、一般的にはくしゃみ、せき、のどの痛み、発熱などです。
夏かぜは、これらに下痢や軟便などの胃腸障害を伴いやすいことです。
成人は比較的軽くてすみますが、子どもやお年寄りは肺炎を起こす危険性があります。
のどがはれる、赤くなる、痛むといった諸症状のほか、特有の声かすれや呼吸困難を引き起こす恐れもありますから要注意です。

■予防は、エイヨウとスイミンにつきますが・・。

予防は体力を消耗させず抵抗力を落とさないことですが、そのためには日ごろ栄養を摂ること、休息することです。
かぜぎみになったら、良質のたんぱく質と、ビタミンA、ビタミンCが特効薬になります。
食べものでは、消化のよい高エネルギーのものを摂りましょう。
たとえばーー。

【たまご】

たんぱく質などバランスのよい高栄養が摂れ、汗を出して熱を下げます。白身には、のどを潤し、せきを鎮める作用もあります。(微熱に卵酒)

【だいこん】

ジアスターゼなど消化酵素が豊富で、消化促進や胃を強くする作用がしられています。同時にせきどめ効果や痰を出しやすくする働きもあります。(だいこん湯)

【にら】

にらにはアリルというにおい物質があり、冷えた胃腸や内臓の調子を整えます。ビタミンA、B、C、カリウム、カルシウム、鉄も多く、かぜのときの栄養補給に最適です。(にら粥、またはにら雑炊)

【ねぎ】

ねぎの白い部分は、汗を出して熱を下げ体を温めます。ただし、熱があってすでに汗をかいている場合には使えません。(みじん切りスープ)

【しょうが】

かぜの頭痛、せき、鼻づまり、冷えなどに効果があります。(しょうが湯)

【うめ】

うめぼしの黒焼きはせきどめや解熱に効果があります。黒焼きは、うめぼしをフライパンなどで真っ黒になるまで弱火であぶります。

2005年8月掲載

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